ラベリング制度による表示はじめました

このラベリング(表示方法)制度は、タイヤ業界(社団法人日本自動車タイヤ協会:JATMA)が業界自主基準として策定し、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能の両性能ともある一定値を満たすタイヤを「低燃費タイヤ」として定義づけするとともに、消費者に対し適切な情報提供をするラベリング(表示方法)の制度を構築するものです。
消費者が交換用としてタイヤ販売店で購入する乗用車用夏用タイヤに適用しています。

タイヤのグレーディングシステム(等級制度)は以下の通りです。

転がり抵抗性能
【転がり抵抗】
走行中にタイヤが損失するエネルギーのこと。
【転がり抵抗係数】
タイヤへの荷重に対する転がり抵抗の比率のこと。
この値によって等級が5段階に分類されています。

転がり抵抗性能
【ウエットグリップ性能】
路面が濡れた状態でのタイヤのグリップ力(制動時のグリップ力)のこと。
この性能によって等級が4段階に分類されています。


低燃費タイヤ」は、転がり抵抗係数の等級がA以上で、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるもので、低燃費タイヤ統一マークである「」を表示したものです。
ラベリング制度の詳細な仕組みについては、(社)日本自動車タイヤ協会のホームページ
http://www.jatma.or.jp/labeling/ )をご覧ください。
グレーディングシステムに関する詳細なデータはタイヤ公正取引協議会に届け出てあります。

※注記
 転がり抵抗とは走行中にタイヤが損失するエネルギーであり、転がり抵抗係数はタイヤへの荷重に対する転がり抵抗の比率です。
 転がり抵抗係数はJIS D4234:2009(ISO28580)を用いて測定しています。
 ウェットグリップ性能は路面が濡れた状態でのタイヤのグリップ力(制動時のグリップ力)であり、EU 規則 Wet Gripグレーディング試 験法(案)(TEST METHOD FOR TYRE WET GRIP GRADING (C1 TYRES))を用いて測定しています。
 転がり抵抗及びウェットグリップ性能は、空気圧や溝深さ、及び使用条件等によって異なります。
 タイヤの転がり抵抗の低減は、一般的には車両燃費の改善に寄与しますが、その低減幅は実車燃費の改善率を示すものではありません。


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